ソロキャンパーのマナー向上が求められる。写真はイメージ(PIXTA)
ソロキャンパーのマナー向上が求められる。写真はイメージ(PIXTA)

 小山さんは「大自然の中で、自分のためだけにぜいたくに時間を使うことができる。気持ちが癒やされ、前向きになれる。ソロキャンプの魅力は語り尽くせないほどあります」と魅力を語ったうえで、こう続ける。

「ソロキャンプ全体から見れば、声かけなどの迷惑行為やトラブルはめったに起きるものではありません。ですが、そのリスクもゼロではないことを知り『正しく』恐れていただきたいと考えています。ネットにも何を準備すればいいかや注意点などがちゃんと書かれたサイトがあるので、まずは調べてみてください。キャンプ場以外でソロキャンプをしたいなら、最初は経験者に連れていってもらうのが安心だと思います」(小山さん)

やってみたいと熱くなるだけではなく、備えをしっかり。その先に、都会では味わうことのできない魅力が待っている。(AERA dot.編集部・國府田英之)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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