オフに大幅な年俸アップが予想されるヤクルトの村上宗隆
オフに大幅な年俸アップが予想されるヤクルトの村上宗隆

“村神様”ことヤクルトの主砲・村上宗隆の勢いが止まらない。

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 9月6日終了時点で、打率(.341)、本塁打(52)、打点(127)と打撃三部門でいずれもリーグトップ。三冠王を視野に入れ、他のカテゴリーでも数多くトップに立つなど異次元の成績をマークしている。

 特に本塁打は9月2日(神宮)の中日戦でシーズン50号を放ち、日本人選手としては松井秀喜(巨人)以来となる大台に乗せると、4日の中日戦、6日の阪神戦でもホームランを放ち、あっさりと松井超えを果たした。まだシーズン残りも21試合あり、2013年にバレンティンが達成したシーズン最多60本塁打の記録更新も射程圏内だ。

「打席内での風格、威圧感がスタンドにも伝わってくる。村上に打席が回るイニングでは席を立つファンも少なくなり、グラウンド内に集中する。バレンティンのシーズン記録がかかった2013年を思い出します。球場内の期待を受け止めて結果を残すのもすごい。現在のNPBナンバーワン打者と言ってもおかしくない」(ヤクルト担当記者)

 本塁打を筆頭に成績をどれだけ伸ばすか期待が高まるが、もう一つ注目が集まるのがシーズン終了後の年俸についてだ。

 村上の今季の年俸は2億2000万円。高卒5年目の野手としてはイチロー、松井秀喜の1億6000万円を超えて史上最高額だ(※高卒5年目では二刀流の大谷翔平、投手のダルビッシュ有が2億7000万円でトップ)。既に偉大な先輩を超えるペースで年俸が上昇しているが、今年は桁違いの数字を残し、さらなる大幅アップは確実。このまま三冠など球史に残る成績をマークしてシーズンを終えた場合、給料はどの程度アップするのだろうか。

「成績から考えれば単年4億円越えは確実。一昔前までヤクルトは資金力に乏しいと言われていたが状況も大きく変化しています。親会社の海外での業績が絶好調で国内も恩恵にあやかっている。球団も経営努力に本腰を入れるようになってからは観客動員も右肩上がり。球団にお金がないわけではないので、かなりの年俸になるはず」(大手広告代理店関係者)

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