山崎賢人
山崎賢人

 広瀬すず(24)が超豪邸マンションで“半同棲愛”――7月、超ド級の芸能スクープ週刊文春で報じられたが、そのお相手の名は山崎賢人(27)。こちらもまた、すでに国民的俳優と言っていいほどの人気を誇る俳優だ。

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 現在、大人気漫画原作の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開中で、前作に続けて山崎が主演を務めている。興行収入57億円を記録した大ヒット作の続編とあって今回も大入りが予想されており、山崎の俳優としてのさらなる躍進は確実視されている。

 エンタメ業界内で山崎賢人という俳優はどれほどの立ち位置なのか。キャスティングプロデューサーはこう明かす。

「俳優という生き物は、イケメンだけでもダメだし芝居がうまいだけでもダメ。むしろ、どのタイミングで当たり役に出会えるか、という点が重要です。山崎さんの場合、ビジュアルはイケメン俳優として100点だし、芝居も相当うまい。世代的には菅田将暉さんと人気を二分する存在ですが、菅田さんは個性が強いため、山崎さんのほうが役者としての間口は広い。しかし、最大の強みは、ドンピシャのタイミングでいい作品と出会い、27歳ですでに当たり役を持っているという点につきます」

 山崎が役者としてデビューし、ちょうど芝居もわかってきた10代後半あたりにいわゆる「恋愛漫画原作の映画化ブーム」が起きた。土屋太鳳の相手役を務めた「orange-オレンジ-」は興行収入32億円超えの大ヒットを飛ばし、その後も「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」「一週間フレンズ。」などに人気女優とW主演を務め、それぞれ興収10億前後をしっかり弾き出した。

「山崎さんは人気女優の相手役としては極めてハイアベレージな役者に成長しました。駆け出しの頃に恋愛映画ブームが起こり、丁寧に人気女優の相手役を演じて評価を高めたことが、今の人気につながっていると思います」(同)

 山崎が重宝されている理由は他にもある。テレビ情報誌の編集者は言う。

「人気女優の相手役ではジャニーズのタレントがキャスティングされる場合が多いのですが、そうすると、良くも悪くも“ジャニーズ作品”になってしまい、女優がかすんでしまうこともあります。ジャニーズ作品になると興行収入や視聴率が安定する半面、アンチも一定数いるので、ここは判断がいつも難しいところです。その点、山崎さんはいいバランスで相手役として存在してくれるので、非常に重宝される役者さんだと思います。ドラマ主演は少ないほうですが、2018年に主演した『トドメの接吻』や『グッド・ドクター』は彼にしかできないような作品。映画で培った独創的なお芝居や存在感を連ドラの世界にもしっかり落とし込み、堂々たる役者ぶりでした」

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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