小田茜(写真は1997年)
小田茜(写真は1997年)

 6月11日、女優の小田茜(43)が16年ぶりに都内で行われたイベントで姿を見せた。結婚や出産を機に芸能活動をセーブし、事実上の休業となっていたが1月に約10年ぶりにテレビ出演。長いブランクを経て、今年から本格的に芸能活動を再開し、注目を集めている。

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「1990年に第4回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、フランス人形のように整った顔立ちと抜群のプロポーションで大きなインパクトを残しました。当時、小学6年生とは思えぬ大人びた美貌に“第二のゴクミ”の愛称がついたほど。その後、NHK大河ドラマ『太平記』でドラマデビューすると、『先生のお気に入り』や初主演作の『いちご白書』など多数のドラマや映画、CMに出演し、歌手デビューも果たしました。2002年放送の『ピュア・ラブ』は、いわゆる“昼ドラ”枠でしたが、これが当たり役となり第3作まで制作されました」(当時を知る芸能関係者)

 その後、08年に航空会社に勤めるパイロットの男性と結婚し、長男を出産。夫の仕事の都合で北海道に暮らし、芸能活動を休止していたが、18年に離婚。2年前には10代から所属していた事務所を退社していた。

「1月にバラエティー番組にVTR出演し、ヨガインストラクターとして活動していることが紹介されました。久々に小田さんの姿を見た視聴者からは、その変わらぬ美しさに驚きの声が上がっていました。MCの指原莉乃さんも思わず『きれいすぎる……』と感嘆したほど。ヨガはママ友に勧められて始めたそうですが、どっぷりハマってしまい、インド政府公認プロフェッショナルヨガ検定1級を取得するまでになったそうです。現在は主に企業向けにヨガの出張指導などを行っているようで、幸せそうな表情をしていたのが印象的です」(テレビ情報誌の編集者)

 今年に入ってから、雑誌のグラビアやインタビューを積極的に受けている印象があり、本格的な芸能活動再開になりそうだ。

「ヨガを始めたのがきっかけで表現欲が湧き、再び女優としてやりたい仕事をマイペースでやっていく、とインタビューで話しています。復帰後はインスタグラムでの発信を始めたそうですが、彼女が活躍していた時代は芸能人が私生活を見せないようにしていたため、抵抗があったとも話していました。今後は、独身時代の真面目で健康的な役ではなく、殺人鬼やサイコパスなど、心の奥に潜む“狂気”を表現するような役を演じてみたいと語っています。ブランクはありますが、10代の頃から女優をしていたので、勘を取り戻すことができれば再ブレークする可能性もあります」(同)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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