「塾にかかっているお金が気になって節約しているけど、節約は続けたほうがいい?」という相談を送ってきてくれたのは小学5年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も大人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんは、さまざまな「お金」の使い方を提案します。

MENU ■お金は「使う」「ためる」だけじゃない! ■お金の節約は資源の節約?

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【よしおの答え】
 せつ子ちゃん、小学5年生でこれだけお金のことに興味が持てるってすごいことだよ!よしおが子どものころは、お金の話って、あんまりしないほうがいい、っていう風潮があった。だけどいまでは世界を見渡してみると、小学生からお金の勉強を始めている国がたくさんあるんだ。

 たとえば、ニュージーランドは学校の授業で「人生ゲーム」のようなアプリを使ってお金の勉強をしているみたい。生徒はゲームのなかでマンションを買って暮らすことになるんだけど、マンションは高いから、一度でお金を支払うことはできないね。そういうときは、ゲーム内であってもお金を分割して年月をかけて支払う手続きをするんだ。ローンを組む、ってやつだね。

 それだけじゃなくて、地震保険や火災保険に入る手続きもゲーム内で学ぶんだ。地震が起きたときに、家が壊れてしまったら、保険に入っていないと大きな損害が生まれるからね。保険に入るのにはお金がかかるけど、入っていればいろんな保証がつくってことを、ゲームをすることで身につけるんだ。

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小島よしお
小島よしお

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

NEXTよしおがお金について考えるようになったのは……
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