エンゼルス・大谷翔平(写真/gettyimages)
エンゼルス・大谷翔平(写真/gettyimages)

 これまで様々なプロ野球選手モデルの用品(ギア)が発売されてきたが、現在の一番人気は“二刀流”の大谷翔平(エンゼルス)モデルだ。

【写真】貴重な大谷翔平の高校時代

「投打の二刀流ということで大谷モデルの全てのギアが売れています。購買層は小学生から中高生、草野球層まで幅広く、硬式、軟式の両方が売れています」(野球用具専門店関係者)

 大谷の活躍はスポーツ店にも好景気をもたらしている。通常の選手モデルの場合、投手はグラブ、野手はバットが主流商品となる。しかし投手、野手の両方でメジャーを代表する大谷の場合は全てのギアに注目が集まる。グローブ、バットに加え、スパイクシューズ、手袋、ウエア関連も売れているという。

「グローブなら投手用と外野手用の2種類がありました。バット、手袋はもちろんですが二刀流を支えるスパイクシューズにも注目が集まっている。着用しているアンダーウエアについての問い合わせをいただくこともあります。またグローブとバットに関しては硬式、軟式のどちらのモデルも売れています。幅広い層から注目されていることの証明です」(スポーツメーカー野球担当者)

 ギア契約を結んでいるアシックス社から数々の大谷モデルの商品が発売されている。右肘の手術を受け野手に専念していた時期は、投手用と外野手用の2種類のグローブが用意されていた。二刀流を再開してからは外野用を投手用に改良したものもあった。バット、手袋も実際に使用しているものを忠実に再現、スパイクシューズとともにトレーニング用シューズまで出ている。またウエア契約しているデサント社からも着用モデルとしてジャケット、Tシャツ等が売り出されている。

「スパイクシューズに注目が集まるのは珍しいケースです。他のギアとは異なりシューズは自分自身の感覚を最も大事にしたい部分。少しでも違和感があればパフォーマンスを発揮できません。かつてはイチローが使用するアシックス社製のものが話題になりましたが、それ以来ではないでしょうか」(野球用具専門店関係者)

次のページ
プロモデルの“先駆け”となった巨人の選手は?