謝罪会見時の渡部建(撮影/伊ヶ崎忍)
謝罪会見時の渡部建(撮影/伊ヶ崎忍)

 4月に「文春オンライン」で不倫や中絶要求などの女性問題が報じられた、お笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊。直後に本人はツイッターに謝罪文を投稿し、芸能活動を休止すると発表した。SNS上では「渡部より瀬下の方が普通にアウト」「やってる事は(渡部より)瀬下のがエグいと思う」など、多目的トイレ不倫で同じく芸能活動を休止し、2月に復帰したお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(49)と比較する声も散見された。

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 一方、昨年4月にお笑いコンビ・さらば青春の光の東ブクロによる一般女性に対する妊娠・中絶が報じられた際もネット上では「東ブクロは渡部より悪質」など、ここでも渡部の名前がチラホラ。不思議なことに、タレントの女性がらみの不祥事が出てくると、渡部への嫌悪感が薄らいでいくという現象が起こっているのだ。現在、芸能活動を再開させている渡部だが、今後、本格的なテレビ復帰は進むのだろうか。

「ずっとたたかれ続けてきた渡部ですが、今年に入って批判は落ちついてきたようにみえます。唯一出演しているテレビが千葉ローカルの『白黒アンジャッシュ』ですが、3月29日の放送では、『ギャラなんて、もう……いただけるだけで、ありがたい』と、謙虚さを見せていましたね。さらに復帰について、渡部が『逃げるように辞めるなら、ダメでも、もう1度チャンレンジした方が息子に見せる背中としては良いかなと』と話すと、ゲストの劇団ひとりから『お涙ちょうだいですか?』とイジられ、これに渡部が『違う、おいっ!』と突っ込んだりと、芸人らしいやりとりもありました。また、4月19日の放送では、『ラーメン屋に入ってトッピングしていいのかとか。大盛り頼んでいいのか。アイツ謹慎中なのに、みそバターコーンにしやがってとか。本当ですよ』と、謹慎中の心境も飾らずに話すなど、好感が持てる言動もありました」(テレビ情報誌の編集者)

 同番組では3~4月にかけて、さまぁ~ずの三村マサカズ、劇団ひとり、千原ジュニアなど地方ローカルとは思えない豪華なゲストが登場。芸人たちも渡部の本格復帰をサポートしているように見えるが、一方でイジりにくさを感じている芸能人も存在する。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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企業としては「裏切られた」