いったいいくつの議連があるのか。ベテラン議員秘書に聞くと「多すぎてまったくわからない」という。インターネットでその数を調べると、800以上の多種多様な議連を見つけることができた。なかには「趣味的な議連もある」(自民党関係者)という。活動を休止している議連も多いと見られる。

 ラーメン議連に絡めて食をテーマにした議連に絞って見ると、豆腐議連(日本の豆腐文化を守る議員連盟)、こんにゃく議連(こんにゃく対策議員懇談会)、漬物議連(漬物振興議員連盟)、和食議連(日本食文化普及推進議員連盟)、果樹議連(果樹農業振興議員連盟)、かつお・まぐろ議連(かつお・まぐろ漁業推進議員連盟)などなど挙げるときりがないほどだ。

 議員ホームページに公開されているプロフィールを見ると、100を超える議連に所属している議員もいる。逢沢一郎衆院議員は79の議連に所属している。石井正弘経済産業副大臣は256も所属していた。ある議員の秘書は「議員が活動をしているように見せるためたくさん載せている」と話す。

 編集部が見つけた中で最も多かったのは、前衆院議員の左藤章氏の535だった。昨年10月の衆院選で落選し、現在は議連に所属していない。21年7月26日時点の数字だ。

 ここまで多くの議連に入る必要はあるのか。左藤氏本人に尋ねてみた。

「議連は政策の知識をつけるのにとても役に立つので、不可欠です。一面的な見方にならないように同じような議連でも複数のものに入ったりします。大阪・関西万博推進本部幹事長代理をやっていた関係で、外国との友好議連にも多く入っていました。いきなり外国の大使に『お願いします』といっても相手にしてもらえませんからね。地道に関係を築く場にもなっている。業界団体とは関係なく、日本の将来を考えて立ち上げる議連も多い。そういったものに入っていくうちにここまで増えました」

 左藤氏が加入していた議連の中には、「おしゃれ向上議連」や「チアリーディング推進議連」といったものもある。どういった経緯で参加したのか。

「繊維会社の技術者として働いていたので、国会議員をはじめみんなおしゃれをしましょう、というこの議連に参加しました。チアリーディングは、リズム感がよくなったり、団体スポーツなのでチームワークがよくなるんですよね。思いやりの気持ちが育つ。それを応援したいと思いました」

 500を超える議連に加入して活動はできていたのか。会費はどうなっているのだろうか。

「正直、頭を整理するのに大変なときもありました。だから、基本的には自分の興味のある議連にしか入りません。会費は月に300円とか500円が多いです。最も高額なもので月1万500円、一番安いので100円というのもありました。月の会費はかなりの金額になっていましたね笑」

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