世界ではウクライナだけではなく、各地で武力紛争や人権侵害が起きている。ミャンマーでは昨年2月、軍事クーデターが起き、アフガニスタンでも昨年8月、イスラム主義勢力タリバンが政権を奪取した。

「日本ではあまり知られていませんが、昨年、アフリカだけでも複数の国でクーデターや紛争が発生。中東でも紛争が起きています」

 そうした国からも保護を求めて来日している。昨年、難民支援協会が支援を行なった難民の出身国は50以上にのぼるという。

 ウクライナに限らず、他の国に対しても、紛争や人権侵害で逃れてきた人々に救いの手を差し伸べることはますます重要になってきている。(AERAdot.編集部 上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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