撮影/写真部・松永卓也
撮影/写真部・松永卓也

 現在3歳になる男の子を育てるryuchellりゅうちぇる)さんとpecoぺこ)さん。「無理なときは、サボったっていい」「叱っても愛を伝えるのが大事」など、夫婦が発信する“子育て論”に、SNSでは「救われた」「ためになる」など、共感の声も寄せられています。そんな二人が、日々の育児について、交互で語る連載「ryuchell&pecoの子育て日記」。今回は、pecoさんの育児と仕事について。

【写真】仲睦まじい 手を繋いだpecoさんとryuchellさん(3枚)

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 仕事をガンガンやっていきたい、というわけではないですね、私は。

 息子が昨年から幼稚園に行き始めたので、仕事は息子がいない朝8時半から午後3時までにしています。毎日、子どもが帰ってきて、そこにママがいる、土日も一緒にいてあげたいという思いからです。今は仕事ではなく、まず息子との時間を大切にしたいと考えています。

 最近は雑誌などの肩書きでも、自分で「主婦」と書くこともあります。「専業主婦」ではないです。仕事の量と比べたら圧倒的に主婦としての時間が多いので、「タレント」という感じではなくて、肩書きは「主婦」や「ママ」ですね。それほど家事をしているわけでもないですけど(笑)。

 私は自分のブランド(Peco Club)を手掛けていましたが、その仕事も今月で終わりにすることにしました。チームで仕事をしていて、デザインの数をある程度こなさないといけないとなると、けっこうハードだったんです。

 息子が幼稚園に行っている間に仕事して、それだけじゃ終わらず、夜中に仕事をするということも多くて。それが続いて、睡眠時間が削られて、次の朝、息子に優しくするパワーが減ることもあったし、余裕がなくなってryuchellにあたっちゃったりするんですよね。

「家族のことを犠牲にしている」というほどの状況ではなかったですが、もうちょっとゆっくり子どもや家族のことを考えたいと思って、ここで一回おしまいにしようかな、と思ったんです。

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ryuchell & peco

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ryuchell タレント・株式会社比嘉企画代表取締役。1995年生まれ、沖縄県出身。個性的なファッションと強烈なキャラクターで注目を集め、パートナーのpecoと多数のバラエティ番組に出演。pecoと入籍し、一児の父となった現在は育児やSDGs・報道番組への出演など活動の幅を広げ、2020年よりNHK「高校講座・家庭総合」のMCを務める。自身SNSでの”自己肯定感”に関する発信がたびたび話題となり、2021年に初の著書となる「こんな世の中で生きていくしかないなら」を出版。現在は女性誌等で5本の連載を持つ。 peco モデル・タレント。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集める。パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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「自分よりも息子のほうが大事」