バッハ会長は13年9月に第9代会長に就任。昨年3月にオンラインで開いた総会で会長選挙が行われたが対立候補がいなかったため、信任投票により25年までの任期が決まっている。

 ネット上では「自分がなんと言われているか、どういう評価なのか、外の声の感知能力に圧倒的に劣ってるのでしょう。IOCは今回の大会で本当に考え直せねばならない組織だということを露呈しました。残念です」、「こんなどうしょうもない人に次の任期もやらせようと言うのだからもうオリンピックそのものの存在を考え直す時では?少なくとも今のIOCは組織員を全解任して今のヨーロッパの人がメインの人員では無く公平に全国のオリンピック協会から公平に選挙で選ぶべきでは?」などIOC、バッハ会長に痛烈な意見が多い。

 北京五輪の次の30年の冬季五輪は札幌市、米国のソルトレークシティー、カナダのバンクーバー、スペインのピレネー・バルセロナが招致に意欲を見せていることが報じられている。各都市は開催に向けて市民の理解を得られるのか微妙な状況だ。信頼が失墜したIOCの責任は重い。(安西憲春)