人気ユーチューバー・ヒカルが2月17日に放送されたテレビ東京のバラエティー番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」に出演。テレビの活動に意欲を見せているヒカルは「毒舌トーク」で爪痕を残した。

【写真】「甘く見ていました」…直撃取材で懺悔したヒカル

 番組では、ヒカルが実業家の門りょう氏と会食する様子にカメラが密着した。ヒカルはYouTubeで大金を使うことで有名だがその手法に批判的な視聴者に対し「世の中見る目ない奴おるからな。アホばっかりやで、ホンマに」、「テレビの視聴者がごちゃごちゃ言ってくるから規制が厳しくなって」と苦言。

 VTRを見ていたお笑いトリオのネプチューン・名倉潤は「そういう人(視聴者)が支えてくれてんねんで?」と厳しい表情を浮かべた。また、「テレビとはいい関係を築きたい。ユーチューバーとしてテレビを良い意味で利用したいし、逆に利用したい」とテレビ進出の意図を説明。「通用するわけがない」と叩く意見について、「アホばっかりですよ」と再び批判。一連の発言を聞いた名倉は「なんかイライラするなあ」と憤っていた。

 視聴者がハラハラする展開だったが、番組スタッフがスタジオ出演を依頼すると空気が変わる。ヒカルは「名倉さんですよね?本当、絡ませてほしいですよね。市川高校ですよね?」と名倉の出身校を口にした。ヒカルが兵庫県市川市出身であることを明かすと、名倉は「えー!そうなの?」と驚き。ヒカルは「大物にこびを売っていくのが僕のスタイル」と冗談交じりに言うと、名倉は「姫路とか市川の人間はホンマにエエやつ多いのよ。情に厚い」と信用を口にし、「(心のつかみ方が)うまいな。一気に好きになったもん」と絶賛した。

「名倉さんがうまくオチをつけたなと感じました。ヒカルさんはYouTubeに出演している時と同じノリでいいと思います。番組の制作スタッフも芸人のような振る舞いを望んでいるわけではない。若者のテレビ離れが進む中、テレビ側にとってヒカルさんの需要は大きい。YouTube登録者数470万人は大きな魅力ですし、出演してくれるだけで若年層の視聴者が注目してくれる。ヒカルさんもテレビで成功したいという執着がないから、攻めた発言をどんどんするでしょう。中堅芸人に説教されたと動画で告白した一件で、芸人たちも共演して絡みやすい状況になっている。元雨上がり決死隊・宮迫博之さんと共同出資した焼肉店『牛宮城』から撤退するなど話題にこと欠かない。バラエティー番組で需要が高いと思います」(民放のテレビ関係者)

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ヒカルはテレビの救世主?