秋篠宮さまの話に耳を傾ける悠仁さまと佳子さま(宮内庁提供)
秋篠宮さまの話に耳を傾ける悠仁さまと佳子さま(宮内庁提供)

 そう首をかしげるのは、経済評論家で元参議院議員の藤巻健史さん(71)だ。藤巻さんは、筑波大学付属校に小学校から高校まで通った筑付OBだ。

「大人でもうっかりすると参考文献の文章と自分の文章が混じったり、無意識に似た表現になったりしてしまうことはある。ましては作文を書いた一昨年の夏は、悠仁さまはまだ13歳。参考文献の記載や引用の注釈を忘れたことについて全国のニュースで報道するのはあまりに酷ではないか」

 当然、筑波大付属高校で同級生となる子どもたちの耳にも入っているだろう。入学後の友人関係に影響しないだろうか。

「筑波大付属の生徒は、15、16歳になるとぐっと精神面でも成熟している子が多い。全国ニュースとして報道された悠仁さまのつらい気持ちもよく理解しているでしょう。まして、同級生の背景や過去の行為をあげつらうような品位に欠ける子は、いないと信じています」(藤巻さん) 

 ここ数年、秋篠宮家は何かと批判にさらされてきた。悠仁さまの成績についてもそうだ。

 2019年4月、お茶の水女子大付属中の入学式で新入生が代表宣誓する新しい取り組みが行われた。114人いる中で代表として選ばれたのは悠仁さまだった。この時も雑誌は、「悠仁さまが選ばれたことに違和感がある」「特別待遇」といったふうに選出過程に懐疑的な論調で批判した。

 当時、お茶水女子付属中学に宣誓を始めた理由についてたずねると、「国からの予算が毎年削減され、学校の経営が苦しい状況で生徒の母校愛を育むため」と説明。代表となる生徒の選出基準については、「学業を申し分なく修め、豊かな人格的成長が認められる生徒を総合的に判断して選出した」と答えた。

 小学校時代から悠仁さまの成績は、学年でもトップクラス。代表の候補に選ばれて、やる意思があるか聞かれた悠仁さまは「やる」と答えたという。

 そして今回合格した筑波大学付属高校への進学の件でも秋篠宮家は、批判の対象にさらされ続けていた。

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小学生の夏休みも猛勉強された