放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、コロナ禍で見つけた何度も頼みたくなるお取り寄せについて。

【情報】うまい…お取り寄せ可能な名店のカレーとは?

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 コロナ禍になり、わが家で一番の変化は、かなりお取り寄せを頼むようになったこと。もともと好きでしたが、コロナ禍になり拍車がかかった。しかも、僕がハマってしまった。

 高いお取り寄せはおいしいに決まってるんだけど、なんだろう、そのあと何回も頼む気にならない。一度食べて「おいしかったね」で終わってしまう。

 何度も頼みたくなるものって、生活に馴染むお取り寄せなんですよね。

 というわけで、オミクロンにより、また家から出なくなっている方も多いと思うので、今日は文字だけでお伝えする、「安くて体にフィットするマジうまお取り寄せ」、教えましょう。

 まずは焼きそば。僕はしょっちゅう、スーパーで蒸し焼きそばを買って、小腹がすいたら食べます。息子も大好きです。だけど、本当に理想の焼きそばってなかなか出会うことが出来ない。

 だけど出会ったんです。理想の焼きそばに。出会った瞬間、頭の中では小田和正の「ラブストーリーは突然に」がかかったくらい。

 その商品は、妻の知人がフードフェアみたいなところで買ってきてくれたのです。良く売ってる蒸し焼きそばとあまり変わらない。「那須のソースやきそば」と書かれている。

 早速家で焼いて食べてみると。うまーーーーーーーーい!!麺のほどよき太さと、もっちりした歯ごたえ。そしてなんといってもソースの濃さ加減。これがすごい。理想の濃さ。焼きそばのソースって薄いとパンチないし、濃すぎるとまとわりつく。でも、このソース加減がもっちり麺と絡み合っている理想の焼きそば。なんだ?この焼きそば。調べてみると、那須塩原の「菊地市郎商店」さんというところの商品。

 ネットで見てみると、那須連山の麓という地の利を生かし、那須の美味しい水を使い生産しているとのこと。水か!水のこだわりでこの麺になるのか!?

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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正直、これは本当にうまい