昨年限りでソフトバンクを退団したバレンティンが23日、自身のツイッターを更新。現役続行を目指していた日本球界から引退することを発表した。

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 バレンティンは「Today I wanna announce to all my fans in Japan that Im retiring from japanis baseball wanna thank the swallows for the opportunity to play in Japan an make that opportunity a great baseball career an one of the greatest home run hitter in the japanis baseball hr king forever」と綴った。和訳すると、「日本球界から引退することを日本のファンのすべての皆さんにお知らせします」と報告した上で、「日本でプレーする機会を与え頂き、NPBで最も偉大なホームランバッターの1人としてのキャリアを送ることができたスワローズに感謝したい」と思いを述べた。スポーツ紙デスクがこう語る。

「日本球界に名を残したスラッガーであることは間違いありません。ただ、ヤクルトの名前を挙げて感謝している文面で、ソフトバンクの文字がなかったことに寂しさを感じました。ソフトバンクに2年在籍して思うような結果が残せなかったですが、それは球団のせいではない。むしろ復調を期待してファームで我慢強く起用していたと思います。うまくいかなったので色々な感情があるかもしれませんが、『立つ鳥跡を濁さず』と言います。無礼と誤解されるようなメッセージを発信すると、今後ヤクルトOBとしても呼びにくくなる」 

 バレンティンは11年にヤクルトに入団すると、在籍9年間のうち故障で15試合出場に終わった15年を除き、8シーズンで30本塁打以上をマーク。13年は打率.330でシーズン60本塁打のプロ野球記録を樹立した。シーズン最下位の球団から初のセ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞。本塁打王3度、打点王1度の実績を引っさげて19年オフにFA権を行使し、2年総額年俸10億円の好待遇でソフトバンクに移籍する。入団の決め手に王貞治球団会長の名前を挙げ、「チャンスを頂いたホークスに感謝をしている。強いチームに入団できたのはうれしいです」と目を輝かせていた。

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ソフトバンクのファンから批判も