昨シーズン限りでソフトバンクを退団となったバレンティン
昨シーズン限りでソフトバンクを退団となったバレンティン

 ソフトバンクを退団したウラディミール・バレンティンのSNSへの投稿が話題になっている。

【写真】バレンティンの意味深ツイートはこちら!

 以前から現役続行への自信を見せていたが改めてNPB復帰の意思を示した。何かと話題を提供しているが本音はどこにあるのか。また、獲得に動く球団はあるのだろうか……。

 バレンティンが1月8日に自身のツイッターを更新。「Me waiting for a NPB team(NPBのチームを待っている)」とオファーを望んでいることを書き込んだ。昨年ソフトバンク退団前から現役続行を希望していたが動きがなかったこともあり驚きの声も上がった。

「忘れられた存在になっていた。NPB史に残る強打者なのは間違いないがソフトバンク時代の印象が最悪。出ていったヤクルトが日本一になったこともあり活躍の記憶が薄くなっていた。気分屋として使いにくい印象もあり獲得に手を挙げる球団は皆無というのが大方の見方。本人も自覚していたと思ったが驚きました」(在京テレビ局スポーツ担当)

 現在37歳のバレンティンはヤクルト、ソフトバンクで通算301本塁打を記録。ヤクルトに在籍した9シーズンで8度の30本塁打以上を放ち、13年には年間60本塁打のNPBのシーズン最多記録を更新した。ヤクルト最終年となった19年には33本塁打を放ち、同年のオフにソフトバンクと2年総額10億円(推定)の大型契約を結び移籍。だが在籍した2年間は期待とは程遠いパフォーマンスでチームを去ることとなった。

 ソフトバンク時代には、グラウンド上で注目を集めることよりも、

「すべてのことに終わりがある」

「スワローズの一員として引退すべきか?」

「日本で最後のシーズンになる時が来た。神宮球場ですべてのファンの前で試合ができることを願っている」

 と自身がSNSに投稿した“意味深”な書き込みが話題になることのほうが多かった。

「(ソフトバンクからは)リスペクトがないと周囲に漏らしていたようだがそれは違う。(移籍時は)34歳のベテランでリスクは大きかった。それでもソフトバンクが高額契約を結んだのは期待と敬意を表したから。競争が激しい強豪球団に移籍したのは自分自身。結果が出なければ使われないのは当然で、自己中、ワガママと言われてもしょうがない」(ソフトバンク担当記者)

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能力的には活躍の可能性も?