1年前の謝罪会見時の渡部建(撮影/伊ヶ崎忍)
1年前の謝罪会見時の渡部建(撮影/伊ヶ崎忍)

 お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(49)がお茶の間から消えて1年半以上がたった。2020年6月、「多目的トイレ不倫」で世間から大ブーイングを浴び活動を自粛。同年の大みそか特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)での復帰計画も、世間の猛反発を受けて中止に。謝罪会見では“フルボッコ”となり復帰が遠のいたことから、すでに芸人としては「終わった」との味方が大半だ。

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 しかし、2022年に入り復帰に関する話が盛り上がりつつあるという。

「昨年末に、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが番組で共演した妻の佐々木希さんに『そろそろ(復帰しても)いいよね!』と言ったとの報道があり、バラエティー界隈でも話題になりました。その話は後日、伊達さんがブログで否定していましたが、現場レベルでは『そろそろ復帰してもいい頃だよね』という空気になっているとは思います」(民放バラエティー制作スタッフ)

 騒動後は何をしてもたたかれた渡部だが、最近では徐々に世間の見る目も変わってきているという。芸人仲間による“援護射撃”も少なくない。

「SNS上では『佐々木希が許してるんだから、他人がそこまで言うことじゃない』といった、復帰を容認する声も増えてきました。また、昨年はテレビで渡部の名前を出す芸人も結構いましたね。例えば、昨年11月に放送された『痛快!明石家電視台』に“渡部軍団”の一人だという、お笑い芸人のいけだてつやが出演。明石家さんまから『渡部どうしてんねん? オレは心配してるの』と振られると、いけだは『渡部さん今、豊洲でアルバイトしてるんですけれども。この間、アンコウさばける? って連絡が来たんです』と、近況を明かしてました」(テレビ情報誌の編集者)

 また、『前略、大とくさん』(中京テレビ、2021年7月18日放送)でも、おぎやはぎの小木博明が餃子の感想を述べる際に、「渡部さんはすごいうまい言い方をしてた」と言及。続けて、「あの人、舌とかプレゼンは間違いない。一流」と称賛し、コロナで飲食店が大変な状況の中において、「だから渡部さんが復帰して盛り上げてほしい」とエールも。さらに飲食業界にとっても「大事な人を失った」と付け加えるなど、復帰を後押しするようなコメントが目立った。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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