放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、「新しい地図」の香取慎吾さんについて。

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 2016年1月31日にSMAPが解散して、丸5年が経ちます。あっという間の5年。

 その間に、5人の皆さんは、それぞれの道をたくましく信念を持って進んでいます。その姿を見るたびに、僕も頑張ろう!と背筋が伸びます。

 今年、「新しい地図」のEテレでの番組「ワルイコあつまれ」を彼らと一緒に作らせていただき、改めてパフォーマンス力の高さを強く強く感じました。唯一無二。俳優さんにも芸人さんにも出来ないその絶妙な味。

 自分自身も彼ら3人と「作り物」を作るのが、スマスマが終わって5年ぶりだったので、この5年、ちゃんと成長してるのかをテストされてる感じがしてドキドキしました。

 そして、何より楽しかったんですよね。やはり。

 その「ワルイコあつまれ」の第二弾が1月1日に放送になります。なんと朝と夜。二本立て。

 新しいことに挑戦してます。僕もこの5年、いろいろ勉強させていただいたので、その力が出せていたらいいなと。新しいエンタメになっていたらいいなと思ってます。

 そんな中。年末ぎりぎりにめでたいニュース。

 香取慎吾君。僕が彼に出会った時は10代で。メンバーの中で一番年下でやんちゃキャラのようですが、いつも一歩引いてすべてのことを見ていた気がします。

 年を増すごとにその能力は高まって行って、プロデユース能力がとてつもなく高い人になっていきました。

 僕も構成をさせていただいた「SmaStation」では、彼は生放送で長年MCを務めていました。

 生放送の時間内でゲストのことをもてなすそのMC力はとてつもなく高く、「あの番組なら」と出てくれるゲストの方はとても多かった。スマスマには出てくれなかったけど、スマステならと言ってくれる人もいたりして。

 安心感なんです。包み込んでくれるんです。だからゲストも出たがる。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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香取君へのプレゼンが一番ドキドキする