撮影/写真部・松永卓也
撮影/写真部・松永卓也

りゅう あと、ちゃんと力を抜くところは抜くことができている感じはするので、そこも安心できるところですね。ただ夜に息子が寝たあとに自分のブランドのお仕事をしないといけないことがあって、疲れている中でも仕事をしていて、心配になることもあるけど。

 それと、僕は一人の時間も大事にしないといけないタイプで、それで余裕をつくって、家族ともハッピーでいられる性格なんですね。そういう自分が嫌になることもあるんですけども、ぺこりんは自分の時間は家族との時間という感じで。すごい真っすぐな人で、素敵なママだな、こういうママだったら安心だなって、いろんなとこで思います。

ぺこ ふふ。ありがとう。

りゅう はい。

ぺこ もし私がりゅうちぇると立場が反対になったら、同じことをできるかなと考えたときに、120%できない。子どもが新生児のとき、けっこう大きく生まれたから沐浴が大変で。一人でできたのは本当に最初の一週間くらい。そんなときも本当に15分でも30分でも帰ってこれるタイミングがあったら、帰ってきてくれて、沐浴だけして、また仕事に行くとかやってくれた。

 朝も本当なら寝れるところを7時に起こしちゃったりするんですけど、それでもちゃんと起きて全力で息子と接してくれる。で、自分はまた仕事に行って、夜に帰ってきてとか。

 私にも同じことができるかなって考えたら、できない。私は今仕事がたくさんあるわけじゃないけど、それでも仕事があった日に家に帰ったら、子どもに優しくできないし。それに加えて、私のことまでちゃんとケアしてくれて、優しい言葉もかけてくれて。

 けっこう私、古い考えがあるんですけど、もし私がりゅうちぇるの立場だったら「いや、こっち、こんなに働いてんねんから、食器洗いくらい自分でやってくれ」とか絶対思っちゃうし、「疲れてんねん、こんなに仕事してんねんで、なんで寝させてくれへんの」とか絶対言っちゃうと思うけど、りゅうちぇるは言わない。シンプルに尊敬だなって思いますね。

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「あなたらしく子育てをしていれば問題ない」