撮影/写真部・松永卓也
撮影/写真部・松永卓也

 現在3歳になる男児を育てるryuchellりゅうちぇる)さんとpecoぺこ)さん。「無理なときは、サボったっていい」「叱っても愛を伝えるのが大事」など、夫婦が発信する“子育て論”に、SNSでは「救われた」「ためになる」など、共感の声も寄せられています。そんな二人が、日々の育児について語る新連載「ryuchell&pecoの子育て日記」が、今月からAERA dot.でスタートします。ryuchellさん、pecoさんが隔週交代で登場し、お子さんとの生活を通じて考えたこと、うれしかったこと、悩んだことをつづります。今回は、連載スタートを記念して、お二人一緒に登場してもらい、子育てについて話してもらいました。

【動画】ryuchellとpecoがいま子育てで困っていることとは?

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――二人がそれぞれ子育てで大事にしていることはありますか?

peco(以下ぺこ) どっちかが怒っているときは、絶対にどっちかが味方で、二人同時に怒らないというのはありますね。

ryuchell(以下りゅう) 怖い顔でお話するときがあっても「絶対に味方だよ」というのは伝わるようにしている。「あなたのことが心配だから、大好きだから言ってしまったんだよ」みたいな。

ぺこ うん、言ってる。

りゅう 同じ立場になって「さっきは言い過ぎてごめんね」と言うのもする。「大好きなんだよ」というのはベースにあるけど、あるだけじゃなくて伝える。そこは気をつけてる。愛をしっかり伝えることは意識はしていますね。

 親がいろいろ決めすぎちゃったら、決めたことができなかったとき、子どもが自分を責めてしまう。そういう厳しい親になってもいいことないのかなと。だから、決めるのは少なくしようと思っていますね。

ぺこ 私は共感をするということを大事にしている。

りゅう うん、大事。

ぺこ 例えばやけど、お友達にベシンとしてしまったときも「ダメでしょ」ではなくて、「なんでベシンとしちゃったの?」って聞いて、「おもちゃ貸してくれなかったから」とか、「おもちゃ取られたから」って言ったら、「そうか、それは嫌だったよね」、「でも、叩くのはダメだよ。どうしたらいいと思う?」っていうように。どんな悪いことをしたとしても共感してから話をしてる。

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ryuchell & peco

ryuchell & peco

ryuchell タレント・株式会社比嘉企画代表取締役。1995年生まれ、沖縄県出身。個性的なファッションと強烈なキャラクターで注目を集め、パートナーのpecoと多数のバラエティ番組に出演。pecoと入籍し、一児の父となった現在は育児やSDGs・報道番組への出演など活動の幅を広げ、2020年よりNHK「高校講座・家庭総合」のMCを務める。自身SNSでの”自己肯定感”に関する発信がたびたび話題となり、2021年に初の著書となる「こんな世の中で生きていくしかないなら」を出版。現在は女性誌等で5本の連載を持つ。 peco モデル・タレント。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集める。パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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「こっちも人間やから素直になられへんときってある」