俳優のいしだ壱成
俳優のいしだ壱成

 俳優のいしだ壱成(47)が16日に自身のインスタグラムを更新し、妻で女優の飯村貴子(23)と離婚したことを報告した。「離婚しました。これからは娘のために精一杯生きていきたいと思います」と綴り、飯村との間に誕生した長女の写真をアップした。いしだは2003年に最初の結婚をして1児をもうけたが06年に離婚。14年に再婚したが17年に離婚し、18年に当時19才だった飯村と「できちゃった婚」で3度目の再婚をした。

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 今月15日にNEWSポストセブンが報じた記事によると、いしだは離婚の理由として経済的困窮を挙げている。11年に東京から石川県に移住したがうつ病が再発。ハローワークに通って定職に就こうとしたが、20社ほど受けてすべて面接で不採用に。生活のために軽自動車を手放して両親に金の無心をし、友人に借金をしたことも明かしている。食費を切り詰め、飯村が育児の傍ら飲食店やスーパーなどでアルバイトをして家計を助けたが、貧困から抜け出せず。話し合って離婚を決断したという。

 今から約20年前。いしだは俳優として中性的なルックスと高い演技力で異彩を放っていた。「ひとつ屋根の下」、「聖者の行進」などの人気ドラマに出演。平均視聴率20.0%を記録した「未成年」では優秀な兄にコンプレックスを抱き、無気力な生活を送る高校3年の少年を演じ、主演男優賞を受賞した。

「天才でしたね。たたずまいや雰囲気が1人だけ違った。純粋で真っすぐで人間の弱さ、儚さを表現する芝居に見入ってしまう。俳優を続けていれば大河レベルの役者だったと思います。主役しかできないわけではなく、他の俳優を際立たせる芝居もうまかった。年を重ねてどんどん味が出て良い俳優になると思っていましたが…」(テレビ関係者)

 俳優だけでなく歌手としても活動していたが、01年に大麻取締法違反で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けて芸能活動停止に。2年間の謹慎期間を経て03年に復帰したが、09年に映画共演がきっかけで交際していた女優と一般女性の二股交際が発覚。所属事務所から無期限の謹慎を言い渡され、09年に解雇された。

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