加藤浩次(左)と加藤綾子
加藤浩次(左)と加藤綾子

 お昼の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)の来春での打ち切りが決まった。一部週刊誌で「打ち切り説」が報じられるなか、13日、MCを務める坂上忍(54)が同番組の放送内でこれを認めた格好だ。

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 坂上はライフワークである動物の保護活動に全力を尽くしたいという意向から番組の卒業を申し出て、同局もこれを受け入れて番組の終了が決まったという。放送作家は語る。

「テレビ各局は例年この時期に来春の改編に向けた動きが活発になります。先の週刊誌の報道もそうした流れで情報が漏れたんでしょうし、フジテレビとしても報道をスルーしてさらにいろいろと書かれるよりは事実を認め、視聴者の注目を集めて、番組のラストスパートに花を添えた方が良いと判断したのでしょう」

 テレビ、ラジオ業界では既存の番組の放送打ち切りや新番組をスタートさせる大きな番組の入れ替え、いわゆる「改編」が毎年春と秋の年2回行われるのが通例だ。そして、坂上と同様にテレビ業界で今春の動向に注目が集まっているのが、“2人の加藤”の処遇である。

 情報番組を手掛ける制作会社のスタッフは語る。

「朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のMCを務めるお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さん(52)と夕方のニュース番組『Live News イット!』(フジテレビ系)のメインキャスターを務めるフリーアナウンサーの加藤綾子さん(36)です。2人とも今春の改編が正念場と言われています」

 加藤浩次といえば、吉本サイドからの申し出により今年3月末をもって同社とのエージェント契約が終了して話題に。その後も同番組や「がっちりマンデー!!」(TBS系)、「人生最高レストラン」(同)などのレギュラー番組のMCは継続しており変わらぬ活躍をみせているが……。

「加藤さんと吉本との契約が終了したのは3月末で、テレビ業界ではちょうど春の改編の時期でしたが、そのタイミングでは番組の打ち切り・降板などは早急過ぎました。吉本の影響があからさまに見えすぎてしまいますからね。そこで、『加藤に大きな動きがあるとしたら来春の改編だろう』と言われていました」(前出の制作会社のスタッフ)

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立花茂

立花茂

東京都出身。大学を卒業後、スポーツ紙の芸能記者として活躍。その後、週刊誌や月刊誌、ニュースサイトなどでも記事を執筆。得意ジャンルは芸能だが、取材対象はアニメ、競馬、プロレスなど多岐に及ぶ。最近はweb3.0にも興味あり。

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いまだ尾を引く「加藤の乱」