俳優の坂上忍
俳優の坂上忍

 俳優の坂上忍が13日、MCを務めるフジテレビ系情報番組「バイキングMORE」に生出演し、来年3月で同番組が終了することについて言及した。

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「8年ですか。帯で関わらせていただいて丸7年くらいですけど、7年間の大半を肉体的にも、つたない脳みそもバイキングを中心にお仕事をさせて頂いてきたんですけど、ちょっと来年55(歳)になりますので、どこかのタイミングで、『動物好きのおじさんとしての時間をもうちょっと頂けませんか』というお話をさせていただいて。当初はわがままがきくならば、僕だけ卒業させていただいて、番組は存続して、僕の代わりは野々村真がいますからっていったんですけど。でも本当に皆さんにかわいがっていただいて8年も続けられたことに感謝しかない」

 バイキングは人気長寿バラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」の後継番組として14年にスタート。この頃はお笑い人気コンビ・サンドウィッチマンの生中継コーナー・「日本全国地引き網クッキング」が人気を呼ぶなどお笑いの要素が多く取り入れられていたが、2015年3月から坂上忍が全曜日出演の「バイキング総合MC」に昇格し、旬の話題を徹底取材するスタイルにシフトした。時には坂上と出演者が激しい口論となる場面もあり、「MCとして我が強すぎる」、「自分の主張を押し通そうとしていて見苦しい」など批判の声が上がった。改編期に向けて番組の存続が話題になっていたが、坂上が動物保護活動に注力するために番組降板の意向を申し入れたことで、来春3月に同番組が終了することとなった。

「いいともの後の番組ということで重圧は相当なものだったと思います。当初は試行錯誤していましたが、坂上さんがMCになって番組の方向性が固まった。この功績は大きいと思います。時事、政治、国際問題、スポーツ、芸能と幅広く良く勉強もされていましたし、芯の強い人なので批判覚悟で主張する時もあった。カッとなって声を荒らげることが問題になりましたが、近年は少なくなり、うまくバランスを取ろうと苦心しているようにも見えました。『当たり障りないことだけしか言わない司会と違って、言いたいことを代弁してくれる』と再評価する声も上がっていた。多忙な中で8年間続けて心身共に疲れていると思います。少し休んでほしいですね」(民放テレビ関係者)

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