日本ハムの新庄剛志監督
日本ハムの新庄剛志監督

 日本ハムの新庄剛志監督が連日メディアに引っ張りだこだ。多忙な合間を縫って民放各局のバラエティー番組に連日出演。自由奔放な言動で、「ビッグボス」旋風が吹き荒れている。

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「新庄監督は出演者や視聴者が何を求めているのか把握し、その期待に応える能力が高い。その人気ぶりはプロ野球の監督という枠組みを超えている人だと思います。奇抜な発言をしますが、しっかりした野球理論で裏付けがある。中身が伴わないことを言うだけでは飽きられますから。新庄監督は現役時代のパフォーマンスがよく取り上げられますが、メジャーにも挑戦して日米通算1524安打、225本塁打、外野の守備でゴールデングラブ賞を10度獲得している。杉谷拳士に対して今オフのバラエティー番組の出演を禁止したように、本業の野球で結果を残すことが最も大事だという考えはブレていない」(テレビ関係者)

 既存の固定観念を覆す。俊足でリードオフマンとして期待される五十幡亮汰を「4番候補」としてスポーツ各紙が報じたのも、新庄監督の確固たる理念がある。6日に放送された日本テレビ系バラエティー番組「しゃべくり007」に出演した際、「僕の4番バッターって、6番バッターなんです。4番バッターは足の速い選手なんです。僕が内野を守っていた時に、2死満塁で足の速いバッターが、特に左バッターとかいたら、ゴロきますよね、慌てるんですよ。で、悪送球してたんで。2点入るみたいな。(そういう)野球面白い」と熱弁していた。

 12日放送のフジテレビ特番「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2021」に出演した際は、赤のフーディーと黒のジャケット姿のファッションでスタジオに登場。先日行ったコーチ会議で試合中の作戦を伝えるサインの数に「17個あるっていうんスよ!」と驚いたエピソードを披露。「大介!」と同学年の巨人・元木大介1軍ヘッド兼オフェンスチーフコーチに「巨人って何個あんの?」と質問し、元木コーチは「言えねーよ!」と苦笑いを浮かべた。

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