東京五輪では3x3男子日本代表としてプレーした富永啓生
東京五輪では3x3男子日本代表としてプレーした富永啓生

 遂にNCAAディビジョン1に登場した富永啓生が、早速、輝きを放っている。

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 桜丘高校時代に驚異の活躍を見せていた富永は、2019年秋から全米短大体育協会(NJCAA)に所属するテキサス州の強豪レンジャー・カレッジに進学し大活躍した。すると、2シーズンで通算58試合に出場し1試合平均16.6得点を挙げ、得意のロングシュートに関しては3Pシュート成功率48.3%という素晴らしい数字を残し今季から名門ネブラスカ大へ編入。日本人4人目のNBA選手となるべく、進化の日々を過ごしている。

 現地11月9日に行われたエキジビションマッチのウェスタン・イリノイ大戦でNCAAデビューを飾った富永は、同19日のアイダホ州立大戦で11得点し初の二桁得点を記録。続く同21日のサザン大戦でも11分の出場ながら11得点とまずまずのプレーを見せていた。

 すると、同27日のサウスダコタ大戦でいよいよ本領発揮。22分間のプレーでチームハイとなる23得点もすごいが、3Pシュートを6本中5本沈めるなど11本中8本のシュートを決めシューターとして存在感を見せチームの勝利に貢献した。

 また次戦のノースカロライナ州立大戦でも5本の長距離砲を沈めるなど16得点をマーク。4度の延長戦の中、44分間コートに立ち、チームは敗れたものの主力として申し分ないプレーを見せた。

 そして今月に入ると富永は早くも先発出場を果たす。同4日はインディアナ大、同7日はミシガン大といずれも名門中の名門との対戦となったが、ミシガン大戦では激しいマークに遭いながらも序盤に連続3Pシュートを決めるなど11得点し、その注目度は増すばかりだ。

 ネブラスカ大が所属するビッグ10カンファレンスは、インディアナ大、ミシガン大、メリーランド大、オハイオ州立大、ミシガン州立大など全国区の知名度を誇る強豪校ばかりで、ちょうどカンファレンス内のチームとの戦いがスタートしたところ。それに合わせるように、富永がスターターを務め出したということは、いかにチームの富永に対する期待が大きいかが分かる。

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