中日・福敬登
中日・福敬登

 中日の福敬登がSNS殺害予告を受けたことを告白し、大きな反響を呼んでいる。

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 報道によると、福は16日にナゴヤ球場で契約更改後に記者会見した際、「打たれた試合になるとおびただしい数の殺害予告がきたりする。家族の身の危険を感じるような文言を直接的に送ってくる方もいる。(チームが)負けて感情的になっているのは分かるが選手は心を痛めている。おびただしい数の殺害予告がある。家族の身に危険を感じるような文言を直接的に送ってくる方もいる」と発言。「この場を借りてファンにお願いしたいのは、オープンな場で、度が過ぎているツイートや発言はファンの皆様に協力を要請して少しの時間でもいいので(悪意あるものには)報告をしてほしい。ファンのみなさんには『僕たちを助けて欲しい』とお願いしたいです」と呼びかけた。

 救援の屋台骨を支える福は昨季30ホールドポイントをマークして自身初の最優秀中継ぎ投手賞を受賞。今季もセットアッパーとして、自己最多の57試合登板し、2勝2敗、20ホールド、防御率3.18の好成績をマーク。契約更改では1400万増の6000万円でサインした。

 福の勇気ある告白に共感する選手は多い。在京球団の選手もSNSで誹謗中傷を受けた経験があることを明かす。

「チャンスの場面で打てなかったら、ツイッターに『下手なんだから辞めろ』、『役に立てないから消えてほしい』とか誹謗中傷の書き込みがしょっちゅう来ました。ファンの方々から来る激励のメッセージの方がはるかに多いのですが、人間なので少数でも傷つく文面や書き込みの方が心に残ってしまう。グラウンドで戦っている選手たちは、大きな重圧を抱えてプレーしていることを理解してほしい。ヤジを飛ばすなとは言いませんが、人格否定するような書き込みは犯罪だと思います」

 SNSだけではなく、コロナ禍になる前は球場で聞くに堪えない野次が聞かれることも残念ながら珍しくない。DeNAが親会社になる前の横浜スタジアムでは、毎試合のように横浜(現DeNA)の選手に対して差別発言を繰り返す中年の男性が問題になった。

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