エンゼルスの大谷翔平(gettyimages)
エンゼルスの大谷翔平(gettyimages)

 11月18日(現地時間)、全米野球記者協会(BWAA)が選ぶ今季のMVPが発表され、エンゼルスの大谷翔平は満票の1位でア・リーグMVPに選ばれた。

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 MVP受賞者の発表は、専門局『MLBネットワーク』の特別番組で行われ、同番組では最終的な投票結果も紹介された。投票結果は、以下の通りであった。(上位3選手のみ抜粋)

【1位】大谷・1位票(30):420ポイント。【2位】ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)・2位票(29)、3位票(1):269ポイント。【3位】マーカス・セミエン(ブルージェイズ)・3位票(24)、232ポイント。(1位票14ポイント、2位票9ポイント、3位票8ポイント)

 また、同番組ではMVP発表後、各受賞者にインタビューを行った。現在、日本に帰国中の大谷はリモートで出演し、今回の受賞に関して、投票した記者、チーム関係者やファンに感謝を述べた。また、番組の出演者から「(メジャーで)MVPをとるというのは想像できたか」という質問に対し、大谷は「(MVPを)とりたいなと思っていました」と、答えた。

 大谷は既に、野球専門誌『ベースボールダイジェスト』を皮切りに、『ベースボールアメリカ』(10月22日)、『ザ・スポーティング・ニューズ』(同28日)の老舗3誌の「年間最優秀選手」に選出。同26日には、MLB機構のマンフレッド・コミッショナーから「特別表彰(ヒストリック・アチーブメント)」を受賞。そして、11月11日には、日本では打者のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」のDH部門にも選ばれている。そして、大本命と言われていた今日のア・リーグMVPで、8冠目の栄誉を手にした。

 MVP発表後、エンゼルスは大谷の受賞を伝える特別な画像を公式SNSに投稿。Twitterでは、発表後数時間で2.7万リツイート、5.5万いいねがつけられ、その数は今も増え続けている。また、同投稿には460を越えるコメントが寄せられている。中には、大谷とMVPレースを争ったゲレーロJr.が所属するブルージェイズの公式アカウントからのコメントもあった。ブルージェイズは、大谷とゲレーロJr.のツーショット画像を添え、「ショーヘイおめでとう」と、両者が繰り広げた競争と受賞の両方を称えた。

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