エンゼルスの大谷翔平(GettyImages)
エンゼルスの大谷翔平(GettyImages)

 11月15日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(27)の記者会見が、東京都千代田区の記者クラブで行われた。大谷は現在、シーズンオフの受賞ラッシュ真っただ中ということもあり、今回の記者会見は海外のメディアからも大きな注目を集めていた。もっとも、アメリカのメディア関係者はこの記者会見に対し不満もあったようだ。

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 アメリカから同記者会見を視聴していた『FOXスポーツ』などでコメンテーターを務めるベン・バーランダー氏は、同氏のSNSで、「私は流暢な日本語を(まだ)喋れませんが、質問が異様に長すぎることはよくわかります」と指摘。

 同氏は、同じ投稿にうつむいた表情を見せる大谷の画像を添え、「私も同じような表情になる」と、うんざりとした感想を綴っていた。現地のファンからも同氏の意見に賛同する返信が多く寄せられ、中には、「彼ら(記者)は質問をする前にスピーチをするのが好きなようだね」と皮肉たっぷりなコメントも書かれていた。

 そして、バーランダー氏は、記者会見終了後「オータニはもっと価値のある質問を望んでいただろう」と、質問内容についてがっかりとした様子をみせていた。ファンからもまた、「もっと野球やチームに関する質問が聞きたかった」というコメントが多数寄せられている。

 大手スポーツメディアの「ESPN」と「CBSスポーツ」は、「シーズン中に落ち込むことはあったのか」という質問に対する答えに興味を示し、それを取り上げた記事を配信した。

「ESPN」は、「大谷は、エンゼルスのポストシーズンが望み薄の中、後半戦は『ストレスだった』と語った」と題し、「おそらくメジャーリーグで最高の選手である大谷でさえ、チームが勝っていない時は落ち込んでいた」と報じた。

 同記事では、大谷が「メジャーリーグに入って以来、チームは優勝しておらず、レギュラーシーズンを超える(ポストシーズンに進む)見込みもあまりなかった。シーズン後半は精神的にストレスが多かった。もちろん打てなかった時や、ヒットを打たれた時は落ち込んだ」(同記事内に記載されていた発言を翻訳)と発言したことが紹介されている。

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