写真はイメージ(c)GettyImages
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 韓国の全羅北道金堤市にある「キムジェ・アネスビルCC」ゴルフ場が1日、公式ホームページで「2022年1月1日からゴルフ場に日本製の車両の出入りを全て禁止する」と発表して大きな反響を呼んでいる。

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 日韓のメディアがこのニュースを取り上げ、注目度が高い。韓国メディアによると、同ゴルフ場は日本車の出入りを制限する理由について、「日帝の支配の中で国を守り、子孫に自由を与えた祖先の功労を忘れないという趣旨」と主張した上で、「歴史を歪曲し、韓国国民にまともな謝罪もしない日本に対する個人企業の意志」と説明しているという。出入りが制限される日本車は、トヨタ、レクサス、ホンダ、インフィニティ、三菱、マツダ、松下、スバル、いすゞ。また、日本車の入場は許容するが、駐車場は利用できず、ゴルフバッグを下ろす補助もしないという。

「韓国国内ではトヨタ自動車の高級ブランド、レクサスやホンダなど日本車が『高性能で運転しやすい』と非常に人気です。日本車を使っている利用客はこのゴルフ場から足が遠のく可能性もありますが、日本政府に対する不信感がそれだけ強いという事でしょう。今のところ、他のゴルフ場やレジャー施設で追随する動きは見られませんが、19年7月に日本の半導体関連物資の輸出規制に反発し、日本製品の不買運動が韓国各地で起きた過去がある。不買運動は一度火が付くとすぐに広がる。日本車の売り上げにも影響してくるので注視した方が良いと思います」(通信員の国際部記者)

 日本のSNS、ネット上では「日本車を来場禁止にしたところで、日本は痛くも痒くもないと思うけど…。日本車を持っててゴルフをやってる人はそこそこお金を持ってる人だろうし、そういう人が来なくなってしまうかもって考えないのかな?」、「このゴルフ場で日系の企業の接待やコンペは、なくなるでしょう。このゴルフ場の経営が傾けばNO JAPANなんてすぐに撤回するでしょう。撤回してもその時点では、手遅れだと思いますが」など批判の声が目立つ。

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