川口春奈(C)朝日新聞社
川口春奈(C)朝日新聞社

 大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」の司会が10月末に発表され、女優の川口春奈(26)や俳優の大泉洋、同局の和久田麻由子アナウンサーが務めることが明らかになった。昨年まで4年にわたって総合司会を務めた内村光良は外れ、川口の紅白司会は今回が初めてとなる。

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 紅白の女性司会者といえば、2014年の吉高由里子、2016~2017年の有村架純、2018年の広瀬すず、昨年の二階堂ふみなど、NHKの朝ドラでヒロインを務めた女優が選ばれるケースが多い。川口の場合、2月に終了したNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、薬物事件で降板した沢尻エリカの代役に急きょ抜擢され、帰蝶役を好演したことは記憶に新しい。視聴者からの評価も高く、NHKへの貢献度は大きいが、今年の朝ドラとは関係がない。だが、SNSでは「川口春奈好きだからうれしい」「着物姿を見るの楽しみ」と歓迎ムードの声が多い。

 テレビ情報誌の編集者は、川口春奈が世間の好感を呼ぶ理由をこう語る。

「本人の人間性も大きい。例えば、川口のYouTubeチャンネルはプライベートな姿が垣間見えると人気ですが、最近は体を張る企画にチャレンジしています。10月に公開された動画では、『今年の夏はだらけた生活を送り、ぬるま湯に浸かっていた』という理由から、水温5度という罰ゲーム並みの滝行に挑戦。また3月には、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』が考案した笛をつけたマスクタイプの器具を装着し、いかに音を漏らさず刺激に耐えることができるかという企画に挑戦。川口が低周波治療器の刺激に悶絶する様子が配信されました。女優なのに、自身のチャンネルではやりたいことをやっているところに好感を持つ人は多いと思います」

 今をときめく人気女優でありながら、芸能人らしからぬ一面もある。「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系、2020年10月11日放送)では、MCから「芸能人がゴシップ言うってみっともないじゃないですか。女優さんが『あの人とあの人が付き合ってる』って普段なかなか言えないでしょ? わかってても」と聞かれると、川口は「私、大好きなんです!」と、ゴシップ好きであることを告白していた。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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「自己肯定しかしていない」