結婚を控えた眞子さま(c)朝日新聞社(宮内庁提供)
結婚を控えた眞子さま(c)朝日新聞社(宮内庁提供)

 10月23日、秋篠宮家の長女、眞子さまは30歳の誕生日を迎えた。皇族として最後の誕生日となる。眞子さまと小室さんの結婚は3日後に迫るが、いまだに周辺は落ち着かない。

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 深いボルドー色のニットとまとめ髪が落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 眞子さまが30歳を迎えた日、妹の佳子さまと住まいのある赤坂御用地を散策する映像が公開された。眞子さまが皇族として過ごすのは残り3日余り。名残を惜しむように姉妹は、池のほとりを歩き、優しくほほ笑みあう。

 秋は皇族の誕生日が続く。3日前の10月20日は、上皇后美智子さまの87歳の誕生日だった。誕生日に際して側近の上皇職が公表した文書には、眞子さまについてこうつづられていた。

<今月26日に皇室を離れられる秋篠宮眞子さまのことは、両陛下とも常に大切に愛おしんでおられましたので、お別れはお寂しいことと拝察いたします>

 結婚を祝福する直接的な言葉は見当たらない。そのため、「お寂しい」という言葉が強い響きを帯びた。

秋篠宮ご一家(c)朝日新聞社(宮内庁提供)
秋篠宮ご一家(c)朝日新聞社(宮内庁提供)

 その日、紀子さまの父親で、眞子さまの祖父にあたる川嶋辰彦さん(81)が、「東京都内の病院に緊急入院していた」との速報が流れた。前日の19日、眞子さまは皇居の宮中三殿を結婚の報告のために参拝したが、その午後に、紀子さまと眞子さま、佳子さま、悠仁さまが川嶋辰彦さんのお見舞いに病院を訪れていたことが報じられたのだ。

 容体によっては結婚の延期もあるのでは、と言及したワイドショーもあった。

 しかし、状況はやや違うようなのだ。川嶋辰彦さんはもともと都内の病院に入院しており、19日は治療の都合に合わせて計画された転院だという。

「川嶋さんの容体はいいとはいえませんが、危篤で今日明日にもといった状況ではないと聞いています」(皇室記者) 

 結婚前日の25日には、眞子さまは仙洞仮御所を訪問し、私的に上皇さまと美智子さまにあいさつをする。川嶋辰彦さんへのお見舞いは、病床にある祖父への結婚のあいさつも兼ねていたと見ることもできる。

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会見は「小室眞子さん」として臨む。その場所は…