立候補の届け出を終えたへずまりゅう氏=2021年10月7日(c)朝日新聞社
立候補の届け出を終えたへずまりゅう氏=2021年10月7日(c)朝日新聞社

「確かにYouTubeを見てきた若者世代では知名度があります。物珍しさもあるでしょう。県内各地を回ったへずま氏に高校生たちが集まる光景が見られたそうです。ただ、票を入れるかは別問題です。具体的な政策を語らず、政治家としてのビジョンも見えない中、有権者は1票を入れるか。『地元の恥』と不快感を露わにする人達も少なくない」(テレビ関係者)

 山口市内に住む40代の男性は「へずまに投票?僕はしません。あれだけ迷惑をかけて、自分で大スターを名乗るとか出馬以前の問題です。これで票を集めるようだったら山口県民が笑われますよ」と冷ややかだ。SNS、ネット上では、「政見放送なんだから、自己紹介じゃなくて当選したら何をするのか言ってくれ。あと、内輪ネタじゃないんだからもう少し言葉を選んで話してほしい」、「正直、当選してもしなくても良いと考えてると思いますよ。当選すればラッキーって感覚でしょう。結局、何をしてもYouTuber気質は抜けないと言うことです」などのコメントが。

 山口補選には自民党の前職・北村経夫氏(66)と、共産党新人で元県議の河合喜代氏(61)、へずま氏の3氏が立候補した。山口県民はどのような審判を下すだろうか。(松木歩)