へずまりゅう(YouTubeより)
へずまりゅう(YouTubeより)

 24日に投開票される参院山口選挙区補選で、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認で立候補している元迷惑系YouTuber「へずまりゅう」こと原田将大氏(30)の政見放送が反響を呼んでいる。

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 NHKで13日に放送された政見放送で、へずまりゅう氏はスーツにネクタイ姿で出演。冒頭で「山口県代表、スーパースター、へずまりゅうや。原田将大やけどへずまりゅうで名乗らしてくれ。今回山口県で出馬することになった。どう思われるか分からん。去年、散々叩かれた。山口県知事が名指しで俺のことを言った。コロナでクラスターを起こした。本当に悪いと思っちょう。山口県のみなさん、ごめんなさい!」と声を張り上げて頭を下げた。

 出馬理由については、謝罪と「若者に選挙に興味を持ってほしい」ことの2つを挙げた。へずま氏は「迷惑系YouTuber」として以前に活動。会計前に魚の切り身を食べた窃盗やTシャツが偽物だとクレームをつけたとして窃盗、業務威力妨害などの罪に問われ、名古屋地裁岡崎支部が懲役1年6か月、保護観察付きの執行猶予4年の一審判決を言い渡したが、控訴している。「昨年、捕まって本当にどん底まで落ちた。そんな人生どん底経験したヤツでもこうやって出馬できる。30歳になれば今回、出馬することができるちゅうのを若者におれは教えたかった」。

 また、「悪名は無名に勝る」という言葉を持ち出し、「オレってそういう面では知名度は抜群やと思っちょう」と自信を見せた。今後は山口全域を回り、「一人一人と話したい。おかしいヤツと思っちょうかもしれんけど会ったらもしかしたらいいヤツになるかもしれんやん」と訴えた。街を回っていると若い世代からサインや写真を頼まれることがあり、「自分では山口県の大スターと思っちょう」と手応えを口にする一方で、「おれって40歳以上の人にすげぇ嫌われちょうけぇ不利なんじゃないかなぁと思っちょうけど、それでも今回当選すると思っちょう。それだけ若者に人気がある」と自己分析。「本当にこの県をよくしようと思っちょう。政策とかようわからん。わからんけどこれから一生懸命頑張る。やから応援よろしく。よろしく!」と絶叫した。

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