サッカー界屈指のストイックさを誇るクリスティアーノ・ロナウド(写真/gettyimages)
サッカー界屈指のストイックさを誇るクリスティアーノ・ロナウド(写真/gettyimages)

 クリスティアーノ・ロナウド――。誰もが認める世界のスーパースターだ。

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 17歳でプロデビューを飾って以来、常に世界の最先端を走ってきた。残した記録とタイトルは数知れず。チャンピオンズリーグ最多得点記録、レアル・マドリー最多得点記録、代表チーム世界最多得点記録を持ち、バロンドール5度受賞、4度のゴールデンシュー獲得、チャンピオンズリーグ5度制覇、7つのリーグタイトル、クラブ・ワールドカップ4回優勝、EURO2016優勝……。彼が成し遂げてきた偉大な記録、掲げてきたトロフィーの数を正確に把握している人はいないのではないだろうか。それほどまでにずば抜けている。

 また、インスタグラムのフォロワー数は世界最多の「3.4億人」(1投稿あたり160万ドルの広告料がつくとも)。ツイッター(約9500万人)やフェイスブック(1.4億人)も合わせると、SNSの総フォロワー数は「5.75」億人だ。先に発表された『フォーブス』の2021-22シーズン収入予想額は、驚愕の1億2500万ドル(約136億6800万円)。ピッチ上の彼を見たことがない人でも、どれだけのスーパースターかはわかるのではないだろうか。

 そんなロナウドは、なぜ歴史に残る人物になれたのだろうか?理由は多岐にわたるが、今回はピッチ上ではなくピッチ外で、彼の成功の秘訣がわかる“ストイック”なエピソードをいくつかご紹介する。

徹底的に管理された生活

 1度目のマンチェスター・ユナイテッド在籍時、共に数々のタイトルを掲げたパトリス・エブラは、以前にこんなことを明かしていた。

「練習の後にランチへ誘ってくれたんだ。『どんだけ豪華な食事が出てくるんだ!』ってワクワクしたね。練習も激しかったからさ」

「でも、テーブルに並んだのは、サラダと、味なしの鶏むね肉、水だけ。パンもベーグルもない。何もないんだ。『そっか、メインはこの後か』と思ったんだけど、何も出てこなかった。そして彼は言ったよ。『よし、庭でツータッチだ』ってね」

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「高価なものは食べないし…」