カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
左から岸田文雄前政務調査会長、高市早苗前総務大臣、河野太郎規制改革担当大臣(C)朝日新聞社
左から岸田文雄前政務調査会長、高市早苗前総務大臣、河野太郎規制改革担当大臣(C)朝日新聞社

ポスト菅を選ぶ自民党総裁選挙は、岸田文雄前政務調査会長、河野太郎規制改革担当大臣、高市早苗前総務大臣が立候補を表明し、17日の告示を前に石破元幹事長が不出馬へ。お笑い芸人・カンニング竹山さんは、そんな総裁選にいろいろと思うところがあるという。

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自民党総裁選の報道に色々な意見があって、そのひとつは、野党支持者が多いのかもしれないけど、「自民党総裁選のことばかりメディアも取り上げるなよ」という意見。確かに、自民党を応援していない人からしたら総裁選なんて関係ないですよね。関係ないというか、毎日毎日「なんだよ!」ってなりますよね。でも、衆議院議員選挙も控えていて、総裁選で選ばれた人が首相になる可能性があるからじゃないですか。次の首相が誰かっていうのをやっているから、盛り上がる様相はありますよね。

野党が党代表選挙をやったらどうなるか? さほど盛り上がらないですよね。例えば、立憲民主党の党代表の選挙があり、その後に衆議院選挙あったとして、今回の自民党総裁選ほど盛り上がるかといえばそうではないだろうと思う。政権奪回とかをスローガンに掲げてやるだろうけど、盛り上がらない。自民党は、衆院選を控えているこの時期といい、盛り上がる要素を持っているということですよね。

よくよく考えたら、自民党総裁選が盛り上がるのは正しい事だと思うんです。民主主義の正しいありかただから。総裁選の裏で派閥がなんだとかは置いといて、ちゃんと選挙で代表を選ぶわけじゃないですか。共産党や公明党の代表は選挙で選ばれない。共産党は話し合いで決まり、任期も決まっていない。共産党の代表って、だいたいずっとやっている。民主主義の世の中で、代表を選挙によって決めていないのは、それはそれでおかしなことではないか? 別に僕は自民党寄りなわけではないですよ。自民党に文句を言っている党もあるけれども、その前に代表は選挙で決めるべきじゃないの? 

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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