カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)

小泉環境相とツーショット!カンニング竹山公式インスタグラムより(@cunningtakeyama))
小泉環境相とツーショット!カンニング竹山公式インスタグラムより(@cunningtakeyama))

 番組で小泉進次郎環境相と対談したお笑い芸人のカンニング竹山さん。NGナシで斬り込んだ結果、「そういうことだったのか!」と小泉環境相が理解を深め、納得したことがあるという。一体、何が?

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 ABEMAの「カンニング竹山の土曜TheNight」で小泉進次郎環境相とツーショット対談をやりました。今年5月に環境省のイベント「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に参加して、小泉環境相と有識者の皆さんと対話した時に、東京電力福島第一原発の除染土のことについて話したのがきっかけです。

 環境フォーラムに参加した時も、「除染土のことなんて誰も知らないよ」「そもそも誰も興味ないし」という思いがあって、だからこそ環境フォーラムが開催されたわけです。

 その後も除染土を知ってもらうにはどうしたらいいか考えていて、「番組に大臣に出てもらえば!?」となった。「ちゃんと説明したほうが良くない!?」ってことから小泉環境相に出演をお願いした。ただ、知って欲しいと思ったから。その先の除染土の再利用に対して賛成、反対は自分たちで考えて、というが番組のスタンス。

 最初、いかにも環境省が作ったという資料を出して除染土のことを説明してきたんですが、途中で、知り合いの学者さんの話を切り出したんですよ。その学者さんは、俺に除染土に関して丁寧にわかりやすくメールをくださって、それを読み上げたんですよ。

 そうしたら小泉環境相は「そこから説明しなければならないのか」「その説明の努力を環境省はしていなかった」と。除染土が入っている黒い袋(フレコンバッグ)を破って、土を分けて、再利用していくということも世の中の人もわかっていなかったのかということに気が付かれたようです。

 こっちからすれば、いやいや、大臣、そこからわかっていないよという感じ。その前にそもそも除染土に興味がないし。あと、「除染土の再利用って、災害時の土のうを積み上げているみたいな感じで、除染土の入ったフレコンバッグも積み上げて、それをコンクリートで固めてしまうイメージを誰しも持っていますよ」という話をしました。それを小泉環境相が知って、「やり方を変えないと除染土の再利用が伝わらないですね」という話になりました。

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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環境省の人たちも大きくうなずいていた