メンタリストDaiGo(SNSより)
メンタリストDaiGo(SNSより)

 生活保護やホームレスをめぐる差別発言で批判が殺到したDaiGoが14日以来、SNSを更新していない。それまでは自身のYouTube、ツイッターで毎日のように発信してきたが、逆風が吹き荒れる状態で沈黙せざるを得ない状態なのかもしれない。

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「DaiGoはメンタリストの観点から人間関係の悩みを科学的根拠に基づいてアドバイスする『D-Lab』という有料制のオンラインサロンを開いていて、メンタルに関する著作も数多く出版しています。DaiGo のメッセージに心酔する10、20代の若い子は多く、カリスマ的な存在でした。ただ今回の差別発言で、以前の発言も問題視されるようになりました。皮肉な結果ですが、最近のDaiGoは少し攻撃的とも取られかねない発言が目立っていた。今後は毒舌を封印せざるを得ないでしょう。イメージチェンジを図るのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 DaiGoは今月7日に公開したYouTubeの動画で、「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めているんじゃないからね」「が道端で伸びてたら可愛いなぁと思うけど、ホームレスのおっさんが伸びてると『なんでこいつ我が物顔でダンボールひいて寝てるんだろな』と思うもんね」と発言。「自分にとって必要のない命は僕軽いんで。ホームレスの命はどうでもいいんで」と言い放った。

 この動画について問題視する声があがると、12日の動画で、「残念ながら、僕を叩いている人たちよりも、僕は彼らのことを保護してますよ。何でかって言うと、税金めちゃくちゃ払ってるから」と持論を展開。謝罪を求める声に対しても、「個人的な感想に間違いもクソもないと思うんで。これは別に個人の意見じゃないですか、それに対して謝罪っていうのは別に」と拒否したことで炎上した。

 しかし、13日の動画で一転して謝罪。福岡・北九州でNPO法人「抱樸(ほうぼく)」を運営する奥田知志さんに教えを請う計画などを明かしたが、許される事態ではなくなっていた。14日夜にもスーツ姿で動画を配信。「もし、自分の母親が生活保護を受けていたら」と考えたことを明かし、「自分の大事な人の生きる価値を否定される状況になったら、当然そういう反応をするだろうな、と。本当にひどいことをしてしまった、と。誰も人の生きる意味を奪っていいと言うことはないと思う。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。さらに、「自分の発言は差別的で、ヘイトスピーチ」、「人として、あってはならない。ひたすら後悔の念しかありません」と猛省の姿勢を示した。

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