記者が取材した時間には、主に各国の取材陣が取材をしている他、通行人が時折立ち止まり写真や動画を撮影しているくらいで、混雑している様子は見受けられなかった。しかし、夜になると近隣の住宅の前に列ができるほど見物人が集まる日もあったという。

 また、感染対策の面で心配の声を上げる人も。

「今コロナの感染がまた増えているので、家の近くにたくさん人が集まっているのは感染対策の面で心配です。できれば来ないでほしいというのが本音」(20代女性)
 
 連日の暑さの中、記者のようにたった数時間外にいるだけで疲れ果ててしまう人も多いだろう。今はまだ、開会式の演出の詳細や国歌斉唱の歌い手などについては謎に包まれているが、テレビの前で楽しみにしてほしい。(文/AERA dot.編集部・大谷奈央)