小山田圭吾氏の「いじめ問題」批判が収束せず、組織委に辞任を申し出  (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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小山田圭吾氏の「いじめ問題」批判が収束せず、組織委に辞任を申し出 

牧忠則dot.#東京五輪
小山田圭吾氏(c)朝日新聞社

小山田圭吾氏(c)朝日新聞社

 東京五輪、パラリンピックで開閉会式の音楽制作を手掛ける小山田圭吾氏が過去に「いじめ告白」をした一件を巡り、辞任を求める声が高まっている。

 政府関係者は渋い表情を浮かべる。

「20年以上前に雑誌に告白したいじめの話なので、どんな内容なのかと思ったら想像を絶する酷いもので読むにたえられなかった。比べてはいけないですが、組織委を辞める引き金になった森喜朗さんの女性蔑視発言よりはるかに酷い。小山田氏の行為はいじめという範疇ではなく、犯罪です。警察が介入する事案です。以前もこの雑誌の一件で小山田氏に批判が殺到したと聞いている。それなら、なぜ今回抜擢したのか…。組織委の調査が甘すぎる。時間が過ぎれば批判が収束するという問題ではない」

 報道によると、いじめを告白したのは邦楽誌「ロッキング・オン・ジャパン」の1994年1月号で、小山田氏が学生時代に、被害者を全裸にしてひもで巻いて人糞を無理矢理食べさせるなどの行為をさせた上で、バックドロップをするなどのいじめのアイデアを出していたことを告白。サブカルチャー系雑誌「クイック・ジャパン」の95年8月号でも、障がい者の下半身の服を脱がせるなどのいじめを告白している。被害者の苦痛を考えると神経を疑うが、小山田氏は悪びれる様子がなく語っているという。

 25年以上前の雑誌の内容が問題視されたことに、「今更蒸し返さなくても」という声があるが、五輪憲章は「いかなる差別も禁じる」と掲げている。組織委が小山田氏を起用したことに国内外から批判の声が殺到するのは当然だろう。

 小山田氏は16日に自身のツイッターで、「多くの方々を大変不快なお気持ちにさせることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「本来であれば、様々な理由から、私の参加にご不快になられる方がいらっしゃることを考慮し、依頼を辞退すべきだったのかもしれません。しかし、課題も多く困難な状況のなか、開会式を少しでも良いものにしようと奮闘されていらっしゃるクリエイターの方々の覚悟と不安の両方をお伺いし、熟考した結果、自分の音楽が何か少しでもお力になれるのであればという思いから、ご依頼を受けるに至りました」と綴った。


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