K-POPの中でも別格のBTS(Getty Images)
K-POPの中でも別格のBTS(Getty Images)

 日本でのBTSの爆発的人気が留まることを知らない。2021年7月14日に公開されたビルボードジャパン総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”では、BTSの「Butter」が4度目の総合首位を獲得した。BTSがなぜここまで日本で人気を博しているのか、専門家に聞いた。

【写真】カートが落ちるほど予約殺到したBTS写真集。豪華すぎる中身とは

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「生まれて初めて誰かのファンになったかも」

 小泉今日子(55)は5月、ラジオでBTSのファンであることを公言した。同年代のYOUも出演する番組内でBTSにドハマりしている様子を話すなど芸能界にもファンが多い。

 2013年にデビューしたBTSは、今やK-POPを代表するグループであり、その人気は日本でもとどまることを知らない。ファンは10代、20代だけでなく、幅広い年代に広がりを見せている。

 ビルボードジャパンの発表によると、5月21日に発売された最新シングル「Butter」は、初週の週間再生回数が歴代最多となる14,021,650回を記録した。

 曲だけでなく、関連書籍の売上も好調だ。

 昨年12月に全世界で発売された韓国Dispatch社の「Dicon Vol.10 BTS写真集『BTS goes on!』」は、10日間限定発売にもかかわらず日本だけで計10万部以上を売り上げた。半年もおかず、同写真集の日本限定版「Dicon vol.10 BTS写真集『BTS goes on!』JAPAN EDITION」(光文社)も発売。予約開始日の4月30日には、予約カートが半日ダウンしてしまうほどの売れ行きだったという。

 日本版は総ページ数が336ページ。内容は本編・特典全て韓国語から日本語に変更され、メンバー7人のキュート&セクシーな表情を収めた写真の数々が収録されている。未公開写真や特別仕様の鉛筆など計4点の特典がついているものの、本体価格は5,500円。10代にはなかなか手を出しにくい値段だ。日本のアイドル写真集の相場と比べると、高額な部類に入るだろう。にもかかわらず、実際に購入したファンからは「こんなに豪華なのにこの値段で買えるのはお得!」といった喜びの声が多数届いているという。

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BTSは別格の存在