えびすじゃっぷは緊急事態宣言下、大人数で深夜まで飲んでいた件について、「ぶっちゃけあまり反省していません」「飲み会などは自己責任でいけばいい」と動画で発言して炎上した。その後の動画で一転して謝罪。「今回初めて炎上を経験し、どこかチャンスだと捉えてしまった部分がありました。『他のYouTuberたちと違うところを見せなきゃ』とイキってしまった部分があるのも事実です。正直でいればいいという、大義名分を押し通した結果、多くの人を傷つけ、応援してくださる企業の方々にもご迷惑をおかけしました」とフジが頭を下げた。反省の意向を示し、7月の動画収益について、医療面の補填になるような財団に寄付することを発表している。

「今回のドッキリの動画でコメント欄を見ると、『面白い』、『えびすじゃっぷ最高』と支持する視聴者の声も多い。目を疑いますが、これが現実です。いくら叩かれても、『信者』と呼ばれる視聴者を取り込めば収益は成り立つ。今後も彼らのスタイルでやっていくのでしょう」(YouTuber事務所の関係者)

 世代によって、「モラルから逸脱している」と判断する線引きは違うかもしれない。テレビに比べて、企画の自由度が高いYouTubeで許容範囲も変わってくる。ただ、「嫌なら動画を見なければいい」で済ませて良いのだろうか。懸念の声や批判に対し、耳を傾ける姿勢は必要だろう。(牧忠則)