7月12日(日本時間13日)、コロラド州デンバーで行われるMLBオールスターゲームの前夜祭、ホームランダービーがいよいよ開催される。日本人選手、さらに投手として史上初めてこのホームランダービーに出場するエンゼルスの大谷翔平は、7日(現地時間:以下同)に大リーグから発表された組み合わせで、第1シードから登場することが決まった。
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今回の組み合わせは各選手の今シーズンの本塁打数を元に決められているため、両リーグ最多の本塁打を放っている大谷が文字通りトップバッターを務めることになった。
そして、大谷はその第1ラウンドでワシントン・ナショナルズのフアン・ソトと対戦する。フアン・ソトは昨季、首位打者とシルバースラッガー賞(そのシーズンで最も打撃に優れていた各ポジション毎の選手に贈られる賞)を受賞している左打者だ。ソトは昨季までにメジャー通算69本を放っている強打者ではあるが、今季はここまで11本にとどまっており、シーズン本数のみで見れば大谷の方が圧倒的に優勢である。
現地では初戦突破どころか、大谷の優勝を予想する声は多い。例えば、現地のオンラインカジノの『Bet MGM』や『ドラフトキング・スポーツブック』、『PointsBet』など複数のスポーツブックメーカーで、大谷は1番人気となっている。
一方、初戦の相手のソトは、ブックメーカーによって異なるが、4番または6番の位置にいる。それだけ実力差があると現地では見られている。つまり、大谷が普段通りの実力を示すことができれば、初戦突破は決して難しくないだろう。
では、今回のホームランダービーで大谷の好敵手になる選手は誰か。再びオッズを元に予想すると、2番人気のジョーイ・ギャロ(テキサス・レンジャース)と、3番人気のピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)が強敵となるだろう。特に、アロンソは第2ラウンドで大谷と対決する可能性が高く、大谷の優勝を阻む相手になることも予想される。
アロンソの本塁打はここまで17本だが、前回のホームランダービー(2019年)で優勝しており、さらに同年にはシーズン53本で本塁打王にも輝いている実力者だ。