また冒頭の丸川氏の会見で語られた大会関係者の縮減だが、大会関係者とは、IOC、IF(国際協議団体)、NOC(各国五輪委員会)の幹部や放映権者ら。各国の政府要人夫妻も来るだろう

 組織委の武藤会長はこう語った。

「彼らは観客ではない。この方々は入ることができる。大会関係者の方の中には客席で見られるという方もおられると思いますけど、バックオフィスで自分に与えられた職務を遂行する。じっとしているとは思えませんので移動されると思いますけど、人によって様々だろうと思います」

  大会関係者の人数の見直しについては、「何人というターゲットを持っているわけではありません」(武藤氏)

 競技場にはそうした関係者向けの“VIP席”もあるという。大会関係者のふるまいも注目されそうだ。(AERAdot.編集部・上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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