気になる「旬」の短さ…なぜ広島は“エース候補どまり”の投手が多いのか?  (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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気になる「旬」の短さ…なぜ広島は“エース候補どまり”の投手が多いのか? 

西尾典文dot.
2017年には12勝をマークした岡田明丈 (c)朝日新聞社

2017年には12勝をマークした岡田明丈 (c)朝日新聞社

 現在セ・リーグの最下位と苦しんでいる広島カープ。高いチーム打率の割に得点がとれない効率の悪い攻撃面も課題だが、それ以上に課題となっているのがチーム防御率4点台となっている投手陣だ。

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 リリーフはルーキーながら不動の抑えとして大活躍している栗林良吏や、コンスタントに160キロ台のスピードをマークしているコルニエルなど新戦力が台頭してきているが、弱点となっているのが先発投手陣だ。中堅の九里亜蓮 、2年目の森下暢仁は及第点の成績を残しているが、この2人以外は手薄な状態が続いている。特に気になるのがエース候補として期待されながらも停滞している選手が多い点だ。

 2010年以降に1位と2位の上位指名で入団した投手の通算勝利数を多い順に並べてみると以下のようになっている(7月6日終了時点)。


野村祐輔(2011年1位):通算77勝
大瀬良大地(2013年1位):通算59勝
九里亜蓮(2013年2位):通算43勝
福井優也(2010年1位):通算32勝(現在は楽天)
岡田明丈(2015年1位):通算24勝
薮田和樹(2014年2位):通算22勝
森下暢仁(2019年1位):通算15勝
高橋昂也(2016年2位):通算3勝
中村恭平(2010年2位):通算2勝
横山弘樹(2015年2位):通算2勝(引退)
森浦大輔(2020年2位):通算2勝
矢崎拓也(2016年1位):通算1勝
山口翔(2017年2位):通算1勝
島内颯太郎(2018年2位):通算1勝
栗林良吏(2020年1位):通算0勝


 野村、大瀬良、森下の3人はルーキーイヤーに新人王を受賞。野村と大瀬良は最多勝と最高勝率のタイトルも獲得している。これだけ見ればそれなりに成功はしているようには見えるが、野村、大瀬良ともに突出した成績を残したのはタイトルを獲得した年だけ。ともに通算50勝はクリアしているものの、絶対的エースと呼ぶには物足りない数字に終わっている。そして昨年、今年と揃って調子を落としており、不安定なピッチングが続いている。


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