今シーズンは、開幕前に田口麗斗巨人ヤクルト)と廣岡大志(ヤクルト→巨人)の電撃的なトレードが成立するなど、昨年と同様にトレードが多く行われる予感のする幕開けとなった。2021年に入って成立したトレードは、最新の炭谷のトレードを含めて7件。これまでトレードで移籍した他の選手の名前をざっと見ると、実力者ではあるがビッグネームとは言い難い選手たちであり、そこは例年と大きな違いはない。

 東京五輪の開催に伴い今季の新戦力獲得期限は8月31日。その間にまだまだトレードが敢行される可能性は高そうだが、世間を驚かせるような選手たちのトレードはあるのだろうか。関係者の話から判断する限り、噂される大物選手移籍の可能性は限りなく低いようではある。