こうして書き綴ってきたわけだが、前述の通り現時点では全くわからない。だが、こうして「ラ・リーガ1部のどこでプレーするか」を妄想できるということ自体、彼がこれまでに積み重ねてきた「結果」だろう。確かに1シーズン苦しんだが、まだ欧州2シーズン目。さらに本人は「(ヘタフェは)元々守備が苦手とか言われがちなので、人一倍やらないと認めてもらえないという意味では良いチーム」、「(シュートは)半年くらい自分でも練習して自信がついてきた」と前向きに捉えていることからも、来季へ並々ならぬ意欲で望むはずだ。

 まずは東京を舞台に日の丸を背負って躍動し、それから自身の力を最も発揮できる場所でピッチを駆け回る姿を期待したい。(文・三上凌平)