放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、最近の傑作ドラマについて。

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 Netflixで最近、ランキングの上位に食い込んでいたドラマ「Mine」を見たらとんでもない傑作だった。

 僕は「梨泰院クラス」も大好きだが、個人的にはそれを高く飛び越えていった感がある。

 最近人気の「ヴィンチェンツォ」も大変おもしろく見させていただいたが、韓国ドラマを見ていて、僕はコメディー部分があまり得意ではない。そこが好きだと言う人もいるので、申し訳ないが。作品自体を最初からコメディーと思って見てたらまた違うのだろうが、シリアスなドラマでも結構コメディー部分が入ってくるものも多い。そういう時、正直、イライラしてしまう自分がいたり。

 あと、韓国ドラマは日本のドラマと違って長いので、中には「ちょっと長すぎないかな」と思ってしまうものも少なくない。「あそこのシーン、いらなかったんじゃないかな」と思ってしまったり。だけど最終的に超おもしろいことが多いので、そういうことも消去していく。
で、この「Mine」は、それらがなく、時間も一話70分近くあるのに、全く長いと思わない。ネフリの中で見たドラマの中でも最高級におもしろいと思っている。

 まだ見たことない人はぜひ見ていただきたい。一言で言うと財閥サスペンスドラマ。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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