阪神・大山悠輔選手(C)朝日新聞社
阪神・大山悠輔選手(C)朝日新聞社

 阪神の4番・大山悠輔の調子が上がらない。4月は月間打率.300、5本塁打、23打点と幸先の良いスタートを切ったが、5月6日に背中の張りで登録抹消。25日に復帰したが、6月は月間打率.197、3本塁打、9打点。目下15打席連続無安打と快音が聞かれない。23日の中日戦では初回2死二塁の先制機で見逃し三振に倒れると、ツキにも見放される。3回2死二、三塁の好機で右中間へ鋭い打球も、右翼・加藤翔平のダイビングキャッチに阻まれた。

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 スポーツ紙の遊軍記者は大山の状態を案じる。

「どん底というわけでなく、きっちり捉えている打球も出てきている。ただ結果が伴わないので本人も責任を背負い込んでいるように見える。他球団を見ると、広島・鈴木誠也、ソフトバンク・柳田悠岐もチーム事情で4番から違う打順に替わったりしている。大山もリフレッシュの意味を込めて打順を変えてもいいかもしれない。矢野監督は慎重な性格なので4番での復活を願っているかもしれませんが…」

 大山以外に4番が打てる選手がいないわけではない。クリーンアップを固めるマルテ、サンズ、そして大山が故障で戦線離脱した時に代役を務めた佐藤輝明も有力候補の1人だ。佐藤は打順別で見ると4番での成績が打率.286、2本塁打、12打点。23日の中日戦で6回にバックスクリーン右へ19号ソロを放つなど、6月は月間打率.348、6本塁打、9打点と絶好調。打率.301、6本塁打、19打点と月間MVPを獲得した5月を凌ぐペースで打ち続けている。

 SNS、ネット上では、「不運を込みにしても大山がブレーキになっているのは事実。4番を変に神聖視せず、佐藤でもサンズでも試してみればいいんじゃないだろうか、と素人の自分は思う。辛抱強く起用するのが矢野監督の性質なんだろうけど、結果が伴わないと意味がない。長いペナントレースで最後に笑うためにどうするか、試される時だと思います」、「そろそろ4番を佐藤輝にしてくれ!ルーキーだからとかもう関係ないと思う。大山の状態が上がるまででも。相手にとってランナー置いての佐藤輝は怖いと思う。今の大山だったらランナーいても怖くないと思う」など阪神ファンから4番の変更を望む声が多い。

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