「内村さんにお歳暮とかは贈ったことがない。定期的にそういう何か贈らなければいけない雰囲気を醸す人もいるでしょう。誕生日も含めて、最近冷たいんじゃない? とか、そういうのが一切ない。数年間お会いしなかったとしても、“あ、これは内村さんにとっていい仕事ではないか”と思えるものがあって相談に行ったら、変わらずフラットに接して判断してくれる人だと思います」(前出・松本氏)


 
 誰に対しても一定の距離感をキープできているからこそ、チームが本来の仕事において不要なことに頭を悩ませることなく、仕事だけに思う存分専念できる。
 
●畑中翔太(はたなか・しょうた)
博報堂ケトルクリエイティブディレクター。アクティベーション領域を軸に手段とアプローチを選ばないプランニングで、「人を動かす」統合キャンペーンを数多く手掛ける。 これまでに国内外の150以上のアワードを受賞。Cannes Lions 2018 Direct部門審査員。2018年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。