プライベートではお酒をほとんど飲まず、夜遊びもせず、仕事終わりはまっすぐ帰宅すると公言し、「趣味は裁縫」と語っていたことも。6月17日発売の「女性セブン」が、菅田と女優・小松菜奈の同棲をスクープし、結婚へ向けた準備に入ったと報じていたが……。

「報道内容を見ても、結婚前提の真剣交際のようですしSNSでも祝福の声がほとんどでした。浮気や二股などのうわさも一切ないので、不祥事にはならず、仕事への影響はないでしょう。カメラが回ってないところでも品行方正でいられるのは、彼の人気の秘訣です」(前出の記者)

■ダウンタウンと共演して号泣

 また、来年1月に放送開始の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源義経を演じることもすでに発表されている。人気脚本家・三谷幸喜が書き下ろすとあって、こちらの期待値も高まるばかりだ。

「大河ドラマは朝から夜まで撮影スケジュールをびっしりと押さえられています。義経役の菅田さんの出番はおそらく中盤以降だと思いますが、年内に撮影が始まることは確実なので、フジテレビは『ミステリと言う勿れ』の撮影を終える必要があった。そのため、もし撮り直しをする事態になっても菅田さんのスケジュールが取れない可能性が高いのですが、そんな危ない橋を渡ってでもフジテレビは菅田さんに月9の主人公をやってもらいたかった。実際、連ドラ主演作『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』(日本テレビ系)では最終回で視聴率15.4%を取っているので、連ドラの数字も持っています。ちなみに『鎌倉殿の13人』の主演は小栗旬さん。菅田さんがデビュー当時からずっと“兄貴”のように慕っているため、本人は大河ドラマでの共演を本当に喜んでいるようです。また、三谷幸喜さんの脚本も初めてなので、楽しみでしょうがないようです」(前出のスポーツ紙記者)

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は菅田将暉の魅力をこう分析する。

「現在出演中のドラマ『コントが始まる』では、売れないお笑いトリオ『マクベス』のメンバー・高岩春斗を演じていますが、そのリアリティーがものすごく、気がつけば彼らと同じ部屋にいるような感覚にさせられるほど。それもそのはず、彼は大のお笑い好きで、ダウンタウンを超リスペクトしており、バラエティー番組で初めて共演した時に感極まって号泣したことはファンの間では有名です。つい先日も『ガキの使いやあらへんで』でダウンタウンと久々に共演していましたが、あらゆるムチャぶりを持ち前のパフォーマンス力ではね返し、笑いを取っていたのがさすがだなと思いました。また、ドラマの番宣で出演した『踊る!さんま御殿』でも、お笑いモンスター・明石家さんまの猛ツッコミにもたじろがず、ほぼ互角に渡り合っていました。そんな彼の芸人愛が芝居にも存分に反映されています」

 来年も“菅田イヤー”になることはほぼ確実だろう。いま、もっとも脂がのっているこの男からは目が離せない。(藤原三星)

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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